「寄席観賞同好会」活動報告
令和 7年7月 吉日
「第19回 寄席観賞同好会例会」が、上野の鈴本演芸場で開催されました。
*開催月日 令和7年6月21日(土)
*一部 上野「鈴本演芸場」 12:30~16:00
参加者 50名
*二部 北京烤鴨店(ペキンカォヤーテン)上野店 16:30~18:30
参加者 23名 |
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❖一部=観賞会
参加者 50名 (女性18名=36% 非会員10名 ご夫婦7組 初参加2名)
青木 赤坂 新井 石川 稲葉 岩佐 内田 大場 小坂 小幡夫妻
鴨井 河内 岸 菊池 岸本 工藤 熊谷夫妻 小柳 今 齋藤 佐々木 佐藤 柴田夫妻
柴山 鈴木 武石 谷口 永井 長尾 長沼 中山 中原 原田夫妻 廣瀬 福田 藤田
布施 堀夫妻 前田 森夫妻 山田(知)夫妻 渡邊 和智 (敬称略)
演芸場前の炎天下での開場待ちを覚悟していましたが、演芸場のご厚意
により開場前に建物の中に入ることができ、高齢者集団としましては一安心でした。
3階の演芸場までエスカレーターを利用できるのは助かります。
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写真をクリックすると太鼓の音が… |
我々以外の一般客も結構入り、12時30分開演。落語協会主催公演ですが落語だけではなく、ジャグリング、漫才、
音楽ネタ芸人など多彩です。とはいえ、やはり中心は落語。
鈴本での落語は、一味違うように感じました。
音楽ネタの「のだゆき」は、ピアニカとリコーダーを持って登場。我々が団体で観賞していることを承知しているようで、
「これはヤマハです」「これもヤマハです」と強調してサービスしてくれました。
落語、漫談など楽しく進み、「橘家圓太郎」の出番で「古今亭菊丸」が
登場し、代演かと思っていると、次の次に圓太郎登場。
あれ、ここは「林家正蔵」のはずだがと思っていると、 圓太郎が「な
ぜ正蔵じゃねえんだ?」とネタにしたので、正蔵は休演と知りました。
寄席での正蔵の落語を聞いてみたいと思っていたので、これは残念で
した。
ただ圓太郎の落語「短命」は楽しめました。有名なこの噺、私は数十年
前にテレビで当時の三笑亭夢楽が演じたのを見て以来です。
なお、本日はよく似た名前の「橘家圓十郎」も出演していますが、こち
らは橘家竹蔵の弟子、圓太郎は春風亭小朝の弟子だそうです。
紛らわしい。
その後の「三遊亭歌武蔵」は相撲取り出身の落語家。今回相撲ネタは
少しでしたが、観客の心を掴むのはうまかったと思います。
武蔵川部屋出身で三代目圓歌の弟子ということでこの名前のようです。
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トリは三遊亭歌奴の人情噺「匙加減」でした。平成20年に真打に
なり「四代目歌奴」を襲名したそうです。
私は昔の芸人のことしか知らないので「歌奴」といえば、「山のあな」
で一世を風靡した、のちの三代目三遊亭圓歌しか浮かんできません。
その三代目圓歌の弟子でした。
鈴本での主任興行(トリを演じる)は15回目とのことですが、鈴本
でのトリは嬉しいようで、毎日のネタ帳の写真をX(旧ツイッター)に
投稿しています。
16時終演。
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終演後に建物の前で記念写真を撮影して、第一部解散。 |
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出演者=三遊亭歌彦、ストレート松浦、
橘家圓十郎、金原亭小馬生、のだゆき、
林家彦いち、古今亭菊丸、寒空はだか、
橘家圓太郎、アサダ二世、三遊亭歌武蔵
古今亭文菊、 ホンキートンク、三遊亭歌奴
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❖二部=楽語会
「北京烤鴨店(ペキンカォヤーテン)上野店」に場所を移して、楽語会開催。参加者は23名。
乾杯のご発声は、初参加の長沼さん! 北京ダックを含む豪華な中華料理と飲み放題。
大いに盛り上がり、大満足の2時間でした。
この後、「第三部」に流れた方もいるようで、全く、OB会の後期高齢者は元気です。
❖お知らせ
寄席の料金改定が続いています。
今回の上野鈴本演芸場と浅草演芸ホールは本年6月1日より、新宿末廣亭は本年8月1日より、一般料金を3,500円に
値上げしました。
また、鈴本と浅草は団体・シニア割引はありません。
そういうことで本同好会の観賞料金が以前よりも高くなっていること、ご容赦願います。
国立演芸場が定席のまま継続していたらと思わざるをえません。
次回は11月予定です。 確定次第、ご案内します。
代表世話人 佐々木 仁
(文責=石川雄二)
HP編集 袰川 昌代
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