![]() |
|||||||||||||||||
| 「寄席観賞同好会」活動報告 2025.11.吉日
参加者 参加者 47名 (女性25名=53% 非会員7名 ご夫婦5組 初参加1名) 青木 池尻 石井 石川 稲葉 袰川 岩佐 内田 大林 小幡夫妻 金森夫妻 河内 菊池 岸 岸本 久保田 熊谷夫妻 小柳 今 齋藤 佐生 佐藤 柴山 鈴木 鈴木 武石 長尾 中山 中原 原田 平岡 福田 藤田 堀夫妻 三上 南澤 森貞 安富 山田 山田(知)夫妻 依田 渡邊 (敬称略) 灼熱の夏が過ぎたかと思えば、秋を通り過ぎて冬のような寒い日が続くという天候でした。 そうした日々の中でめずらしく 穏やかな土曜日、第20回例会が開催されました。 ただ、寒暖差のある気候のせいで体調を崩して参加を取りやめた方がいた のは残念でした。 また科学技術館で開かれた「東京楽器博2025」と重なったことで参加できなくなった方がいたのは想定外 でした。
一部 12時30分、ワールドシリーズ第6戦ドジャースの試合経過が気になりながらも開演。 心なしか我々47人の団体客以外の 一般客は少ないように思えました。 落語協会主催公演ですので落語中心ではありますが、落語8、マジック1、講談1、 漫才1、紙切り1、音楽ネタ1、浮世節1の、14組による多彩な演目です。 落語→マジック→落語と進み、4番手の古今亭文菊。気が短い男と気が長い男のやり取りを、達者な語り口で楽しませて もらいました。 経歴を確認すると、国立演芸場「花形演芸大賞」の大賞を2回受賞していました。 続く音楽ネタの「のだゆき」。前回と同様に我々が団体で観賞していることを承知して、ピアニカやリコーダーを「これは ヤマハです」「これもヤマハです」と強調してサービスしてくれました。 落語→落語と続き、紙切りの林家八楽。2代目林家正楽の孫で、まだ若手の二ツ目。 テレビで寄席番組が盛んだった頃、 正楽の紙切りはよく見ました。 個人的には落語よりも寄席の風情を感じます。 あの滑らかな手つきと比べるのは気の毒で すが、「酉の市」など客席からのお題に応えてみごとな絵を切り出していました。(そういえば泉岳寺の蕎麦屋にも切り絵が 飾ってありましたね) 続く落語の柳家三三(さんざ)。 実は春風亭一之輔との交代出演となっていました。 世話人一同は「一之輔を!」と願 っていましたが、叶わず落胆。 ただ、当会のご隠居によると、三三は玄人好みの噺家とのこと。 小三治の弟子で、真打に なって20年目、落語協会の理事も務める実力者でした。 テレビで名を知られた芸人は平日の集客に使われ、団体客も入った 土日は、芸は確かだが地味な芸人になりがちということか。 前回の正蔵の休演も思い出しました。 三三の一席を楽しんでから、仲入り。 仲入り後は、漫才→落語→講談と続き、浮世節の立花家橘之助。女性です。 「浮世節」という芸種は知らなかったのですが、三味線を使った音曲芸で、明治中期に当時の立花家橘之助が創始した流派とのこと。 調べてみると、現在の立花家橘之助 (2代目)は先代の圓歌の弟子で、以前は「三遊亭小円歌」を襲名していたとのこと。 粋なひとときでした。 トリは古今亭志ん輔。 くすぐりを入れながら人情噺に入っていくが、しっとりとした噺で終わらず、軽いくすぐりを入れる のが志ん輔の芸風か。 さすがの一席で終演。
店の人に記念写真を撮っていただき、お開き。 この後、例によって「第三部」に流れた方もいるようでした。 次回は来年6月の予定です。 確定次第、ご案内します。 文責 石川雄二 (HP編集 袰川 イヤガワ) 寄席観賞巡り同好会トップページに戻る |